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色空間pag1teto ver0.87までは、RGBの色空間を使っています。そのために、モノクロの画像を精度を落として減色したときに、モノクロのままになるように実装するのが面倒とかそういう細かい問題もでているのですが、それ以前に、軸に垂直に切っても、第一主成分を軸に切っても、均等色空間になっていなければ、それだけ画質面で不利になります。 L+u+v+の色空間を使うというのが、「人の視覚特性を考慮したカラー画像の高画質限定色表示」という田島譲二、池田徹著の画像電子学会誌1989No5page 293-301に載っていました。気にはしていたのですが、CIEの単色光を基準としたRGBではなく、テレビやパソコンのRGBから、XYZを求める式がわからなかったことと、特許になっている可能性もあるし、MacAdamの偏差楕円が真円になるという点で、ATDの方が良いかも知れないというようなことで、後回しにしてきました。32bit版では、L+u+v+色空間を使っています。 L+u+v+色空間の図
この画像はpag1teto0.87でディザー無しで減色しているのですが、残念ながら同じパレットの領域がBの方向に長くなっているのがわかります。また、かなり計算誤差があることもわかります。 アニメーションGIFの作成には、GIAMというフリーウェアを使いました。このソフトは現在ではシェアウェアになっていました。 (ImageComposerがあったはずなのにと思うのですが、見あたりませんでした。日本語版のFrontPage97にはついていなかったのでしたっけ?(FrontPage98にはついていました。)) どの均等色空間を選択するかは画質評価とも関係してきます。 ATD色空間これはMacAdamの楕円が真円になるという点で魅力的なのですが、本によっては、問題毎にパラメータが変わっていたり、『色覚のメカニズム』(内川恵二著)によれば、非線形な変換をなんどか行っていると書いてあったり、ちょっと問題です。 Farnsworth色空間
多分、1906/8/19ユタ州生まれ -1971/3/11のテレビの発明者 Philo T. Farnsworthなのに、Fransworthという風にスペルを間違ってしまったために、つい最近まで、インターネット上で見つけることができずにいました。『パターン情報処理』という本で使われていた色空間です。かなりの非線形で複雑な式のようです。実際の式は論文とかを探さないとならないみたいです。 Philo Taylor Farnsworthリンクリスト
OSA色表『色覚のメカニズム』(内川恵二著)に出てきていた色空間です。均等色空間が3次元のユークリッド空間に収まるという保証は無いと思うのですが、そういう前提の元で作られている辺りが気になっています。 リンクリスト
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作成日不明 前回更新日 1999/7/21 - 2007/02/08更新 |
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