Padieについてのコメント

久しぶりに、Padieのページを見たら、ここを指して弱気な発言となっていました。でも、Padieについて6bit精度という評価で納得してもらえた訳だし、細かいバージョンアップのたびに再評価してくれという要望も拒絶できたので、僕の目的は達していると思います。

僕も、1990年頃に作ったバージョンはソースを公開していました。ソース公開は、特許出願はせず、自分のアイデアが自分で使えなくなるのを防ぐという意味合いでした。例えば、ペアノ曲線に沿って、デルタシグマ変換するというのも、そのころはやっていました。ただし、たとえば、明るさ1/3の部分を白黒2値で疑似階調表示する場合、ペアノ曲線特有のパターンが気になるので、pag1テトラヘドロンでは使っていません。(98/5/13)

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最初、8bit精度ということで、ドキドキしながら評価してみたのですが、結果が5位だったので、何かまずいことになっているのかなと想像しました。しかし、後の情報で、8bitといいつつそれは、パレットに置き換える場面でのことで、代表色の選択の場面では変換された色空間内で計16bitで処理しているということだったので、なるほどでした。

この評価に対して、いろいろ反論が書いてあるのですが、ここに書いているのは、16bit環境を前提にした評価ではありません。16bitカラー環境が重要だということですが、それを前提にした評価結果のリストが必要であれば、自分で作って下さい。人によっては、16色環境での画質の差が知りたかったり、256固定パレットでの画質だったりするわけですが、すべてを僕が行う時間的余裕はありません。またすべての条件下で、僕のソフトが最適だとは主張していません。なお、16bit環境で比較するのであれば、pag1tetoでは、ヒストグラムを32K色中の32K色に設定し、ディザーは、RGB毎にかける様にして下さい。速度的にもその方が数倍高速になりますし、画質も上がります。

また、DaisyArtの場合は、僕のソフトのヘルプに書いてあるアルゴリズムをそのまま実装したようになっていて、色空間の差で有利になっているかも知れません。また、HyperSpotについては、変換サンプル数が少ないので変動の可能性があります。しかし、結局の所、6bit精度のヒストグラムを使っているクラスの画質であることは変わりません。

ディザーはかければ良いというものではありません。ImageMagickの評価をしかけているのですが(バグに出会って難航している)このソフトも、xv同様、時間をかけて高い精度で処理している様に思えるのですが、むやみとディザーをかけてしまっているので、悪い画質になっています。

ディザーは、プリンターメーカーなどが特許をいっぱい持っている可能性が高く危険なので、pag1tetoでは、そんなに手をかけてはいません。

ディザーだけのアルゴリズムの差に注目するのであれば、固定パレット+ディザーのソフトを比較するのが良いと思います。(98/4/24)

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Win95/NT用のフリーソフトのpadieの減色画質を評価しました。(98/3/13)

5位に入りました。二階微分の方が良い値を出しているので、RGB->LUV->RGBの過程で、不用意に誤差が蓄積する様になっているのかも知れません。でも、それ以外にも何かまずい部分があるみたいです。8bit精度で計算したにふさわしい画質にはなっていません。

あと、K-mean法の繰り返しをやっているので、時間がかなりかかっています。K-mean法をやっているにしてはむしろはやいかも。(pag1tetoでもK-mean法は実装しているわけですが、(当時、名前は知らなかったので、プログラムやヘルプでは、ボロノイ反復となっています。)画質の向上にはほとんど寄与していません。

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pag1テトラヘドロンにはディザーがあります。「減色オプション」の「疑似階調表示」の所をクリックして下さい。pag1min3callerで付けなかったせいなのかと思うのですが、存在しないと誤解している人が多くなっています。ディザーの機能を付けた方が良いという意見が最近3通ほど来ていました。

Padieの作者でさえ、最適化パレットでディザーをかける時に生じる問題に気づいていないみたいです。Photoshopの様な12bit精度では、ディザ無しでは悲惨です。Padieの16bit精度でもディザーがある方が良い場合もあるかも知れません。しかし、pag1tetoの24bit精度で最適化されたパレットでディザをかける余地はありません。pag1tetoで最適化パレットが20色以上使える場合には、ディザー無しの方がトータルとして高画質です。(98/4/20)

Padie (http://www.c-5.ne.jp/~gengorou/software/padie/padie.htm)というフリーウェアの減色ソフトが出ていたことに気づきました。qualitst ver1.4での評価は5位でした。(98/3/13)●反論が書いてありました。留守にしていたので、返事が遅れました。●Padieの8bit精度のディザー無しで測定しています。その割には微妙に画質が悪いわけです。パレットに置き換える過程の精度が8bitで、代表色の選択は計16bitの精度だということであれば、ごく自然な、結果だと思います。あの表のパレット精度の推定は、パレットの下位ビットを捨てることで色数がどれだけ変化するかではなくて、ヘックバートのアルゴリズムで、5bitではなく6bitにした場合に達成できる程度の画質という意味です。●ディザーを前提とした最適化パレットを作る問題は、地理的最適化問題よりも、難問で、最適化パレット+ディザーによって、考えずにやると、時間がかかる上に、最適化パレットだけよりも画質が落ちる危険性が高まります。ディザーで画質が落ちる顕著な例がxvです。pag1tetoで、ディザーが有効になるのは、色数が極端に制限されていたり、画像サイズが巨大な場合です。●pag1tetoで、フルカラーや、1600万色中の256色ではなく昔のVGAなど26万色中の256色で表示する画像を作る場合には、32K色中32K色のヒストグラムで減色して下さい。●画質評価方法については、qualitst ver1.4のドキュメントを読んでください。実際にはリリースしているバージョンよりサンプル数を増やして精度を上げたバージョンを使っています。画質の向上に画質評価ソフトは重要です。(98/3/31)

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K-mean法 ベオウルフマシンが誕生したのは、K-mean法を実行するためだったようです。2001/9/25追記
 

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