フラクタル圧縮フラクタル圧縮については、定義域と値域の関係が逆になっている間違った説明の書いてある本を最初に読んだせいで、しばらく謎だったのですが、これも実は単純で、極端に言えばコードブックのないベクトル量子化圧縮とみなすことができます。 97/12/10。今日、フラクタル圧縮をふまえて、フラクタル圧縮の圧縮率を上げる方法を思いついてしまいました。すでに、フラクタル圧縮自体が特許なので、改良発明を実際に作って意味があるかどうか疑問ではあるのですが。 大学生の人からメールで参考文献を聞かれたので書いておきます。
1は発明者によるものの様ですが、2の著者によればレンジとドメインの使い方が逆になっています。そのせいで、僕は理解できませんでした。その後2を読んでわかったのでした。あと、フラクタル圧縮の特許の明細書が簡潔でわかりやすいと思います。普通は一般向け書籍より特許の書類の方が難しそうなものですが。
振返って解釈すると、1の著者は、実装上の工夫の中でレンジとドメインを入れ替えて高速化しているのを、原理的な説明の部分でも使っているということの様です。2の著者の説明だけを読んで考えずに作ると市販のフラクタル圧縮ツールより1000倍くらい遅くなるところを、高速化している部分が特許になっているわけです。(2000/10/12追記) そういえば、Iterated Systemのサイトに、実行ファイルがあったわけで、そこの解説を特許の文書だったと思っているのかも知れません。 改めて探そうとすると見つからないものですね。すでにそれを部品とする統合製品を売る会社に変身してしまったということなのか、単に探し方が足りないのか。
発明者のページを探すべきなのかも。
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2006/08/03更新 |
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