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『バトルフィールド・アース』の感想csn1で見た直後は、B級映画の割には良くできているな程度の感想だったのですが、その後、金鉱脈がむき出しになっている山岳地帯で戦う悪夢を見て、予想以上に印象に残っていたことに気づいて、しばし反芻してみました。 異星人に占領された3000年の地球で、自由を奪われた地球人が、占領側の文明を学び、隙をついて1000年前の技術も掘り出して、自由のための戦いに勝利を得るという物語でした。これが原爆を使うアメリカに破れ占領された日本が、モノマネと言われつつ、戦後急成長を遂げたことへの賞賛と恐怖がベースにあると見なすならば、『ヤマタイカ』で突然ヤマトが復活し、アメリカに攻撃を始める荒唐無稽さと同様のものがあります。 キャッチアップの後の反撃のために使うことができる1000年前の技術とはなにか? 巨大戦艦ヤマトでも邪馬台国でもなく、加古川生まれのヤマトタケルか? それも違う感じです。「オタクのジャンルにはオカルトが含まれる」とか、「日本の得意分野にはホラー映画も含まれる」というのと同じで、陰陽道か? 土曜日の朝刊に書いてあったみたいに発電所を家庭電化製品なり個電にしてしまう21世紀の日本の技術か? キルビルで千葉真一に捧げられる尊敬や、ザラストサムライでの武士道への尊敬か? 検索してみると、原作者はサイエントロジーの創設者で、製作・主演のトラボルタは広告塔という関係なのですね。警戒する必要があるのかも。あるいは、実質的に世界をリードしているにも関わらず、高すぎる専門性ゆえに分断され孤立させられているオタク達が連携の手段さえ持てば世界が変わる、というヒント程度の認識でよいのかな。 外部リンク
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作成 2003/11/9 - 更新 2006/02/14 |
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