[HOME]  → [姫路] 松岡肇(まつおかはじめ)1961/2/15 22:10 姫路市生まれ

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意見募集:先端的研究を推進して実現してほしいこと 以下は、先日ここ宛に送ったテキストです。不満タラタラと、長くなったので、自分のサイトにも載せます。説明不足の部分をそのうちリンク張って補足予定です。

10年で通勤ラッシュを解決する。

日本では先進国らしからぬ通勤ラッシュという恥ずかしい現実が 長年放置されており、解決の方向にさえ向かっていない。 追い討ちをかけるように、新自由主義経済の無批判な受容で増加した絶望感は 電車への飛び込み自殺を増加させ、また地球温暖化によるゲリラ豪雨の増加も、 超満員の電車にさらに長時間閉じ込められる可能性を高くしている。 さらには、座席+つり革の数さえ超える超満員電車の乗客を乗せた電車は、 多くの痴漢冤罪事件が知らせるように、人生を失うリスクを賭けて電車に 乗ることをすべての利用者に強要している。

 情報工学において最適化は大きな位置を占めており、社会問題にうまく 適用すれば、多くの社会問題を解決できるにも関わらず、そうなっていない のには、情報工学分野の努力だけでは解決できない大きな原因が存在する。

 世界の貧困問題は解決は遅々として進まない様に見えて、実は識字率は着実に 上昇している。日本の識字率は十分に高いが、数学を含まない入学試験によって 大学に進学できるという極めて異例な教育制度を持つために、数盲は排除できず、 社会のあちこちで、数盲が弊害をもたらしている。 識字率の低い途上国では政治家の公約が意味を持たないだけでなく、 工業化が不可能になる。それと同じ様に、数盲が大学を卒業できる 日本では、合理的な判断は、非人間的で複雑な現実とは無縁な架空で役に立たない 考え方であるかの様に軽んじられる。 合理的思考が不当に蔑視されている日本社会では、数学の研究論文の国際的シェアも 他の科学分野の半分程度に過ぎないし、コンピュータソフトウェア業界は ゲームの様なサブカルチャーに支えられて、競争力が0ではないことをかろうじて 主張できている状態だ。

 大学への入試に数学が必須でないせいで行列の掛け算も分からないような学生を 相手に授業させられる悲惨な体験し、数学自体への意欲を失った大学教授を想像 してしまう。日本の様にプログラミングが奴隷労働扱いされる社会でなければ、 官僚組織にもぐりこんだ数盲が発注する社会保険庁の無意味なプログラムを唯々諾々と 作らされるプログラマなど存在しなかっただろう。しかし、そんな状況では ムーアの法則に乗って成長し続けるコンピュータパワーを、生産性を上げたり、 快適な社会へと改善する力へと結びつける脱工業化社会に適応できない。

少子高齢化が無策のまま進行し、日本人の人口が半減しない限り、日本の通勤ラッシュは 解決されないと信じ込まされている悲しい日本人が多い原因には、既存の科学技術の 範囲にとどまらない日本の風土病的大問題がある。

 【実現のために必要な技術・システム】  

・法学部を含めて、大学入試で数学を必須とする (さもなければ、法学部出身者が日銀総裁になることのある日本では、デフレが 何十年も続き、運用しようの無い日本の資金が海外のバブルに無駄に投資され、 世界を破滅に向かわせることになる。 )

 ・計算幾何学における地理的最適化問題の最適解を妨げない税制を作る (東京一極集中は、計算幾何学の地理的最適化問題に置き換えてみれば非効率 であることが自明であるにも関わらず、挟み撃ち戦略の様なミクロな部分最適化 の判断が繰り返され、その集積の結果、首都に地震が来れば全国が地獄になる ギロチンに首を晒している様な脆弱な国家になっている。合成の誤謬が 放置されている。 )

 ・ガソリン税をラッシュ解消のために使う政策の最適化 (自動車通勤では読書もできないので、通勤ラッシュがなければ、自動車通勤が減って CO2削減に役立つ。しかし、現実には大域最適化を阻む縦割り行政的思考パターン によって、部分最適化だらけの日本では、むしろ、高速料金を値下げして渋滞を増やし、 無駄にCO2を排出したりしている。大画面ほど大きく助成するエコポイントも同じ。 電力会社が太陽電池による電力を買い取る制度と同様に、エコでない交通機関 から、電車、バス、自転車専用道を走る自転車などよりエコな交通機関への移行を 促進する政策が必要。 )

・電車の定期券を廃止する (電力会社が、深夜電力を安くすることで、新規の発電所建設費用を減らしている様に、 ラッシュ時以外の料金を下げることで、超満員の電車を減らす効果が生まれるが、 ラッシュ時に利用される比率の高い定期券は逆効果でしかない。この明らかな不合理が 放置されている理由がわからない。国会に呼んで詰問すべきだ。 )

・車椅子で自動車には乗れるが自転車には乗れない。 (よりエコな交通機関への移行は、必然ではあるが、行き過ぎると、地下鉄の建設が 採算に合わない小都市を切り捨てる様な結果を招きかねない。ブラジルの クリチバ市がバスをベースにして、ニューヨーク地下鉄なみの輸送力を持つ交通システムを 1/100の予算で実現したように、都市に応じて、人に応じて、最適な選択肢が 用意されなければならない。オンデマンドバスや、ジェットコースター形式の乗り物など 新しい交通システムについての研究が行われているがそれらも促進させる必要がある。 車椅子利用者が自転車に乗れる時代が来なければ、未来とは言えない。 )

・線路と運営の上下分離以外にも、駆動系と客室の上下分離もありうる (JR北海道のデュアルモードビークルは電車とバスの兼用車両だったが、 駆動系と客室を分離することで、もっと多様な乗り物の間を乗り換えなしで 乗り継ぐことが可能になる可能性がある。将来的に自家用車との連携を 前提とし、自家用車の客室部分を複数載せて電車やバスとして航行する 駆動系が設計されるべきだ。駆動系と客室の分離は必須ではない可能性も ある。順序として、電車と、道路の間の存在として自動操縦車専用道路ができ、 それが道路を置き換えていくことになる。しかし、いかにも未来という そういう研究が日本であまり進んでいる様に思えない。 )

・ネットワークの冗長性 (通常重要なネットワークの設計者は、断線に備えて、環状構造を基本に置く。 しかし、鉄道網は大して重要ではないらしく、東京を中心としたスター構造に なっている。放射状に伸びる鉄道網と同心円状の路線バスを組み合わせれば 環状構造になっているという苦しい主張もあるのかも知れないが、 冗長性に欠けるシステムは、事故の際に乗客に大きな不便を強いる事になる。 環状構造を大前提に鉄道網を設計しなおすとどうなるのか? )

・1つのアイデアを結晶構造の様に大域的に繰り返す。 (日本でデフレが続いている間に、一人当たりGDPで日本を越えていたりする シンガポール。その鉄道には2つの路線が2駅を共有し、乗り換えの際、どの方向に 行くかで、どちらの駅で乗り換えるかを選べば、向かい側のホームの電車に乗れば 良いという仕組みがある。乗り換えが楽になる代わりに、このアイデアを大域的に 繰り返すと、鉄道の経路は最悪の場合で2/√3倍に増えてしまう。電車の経路としては 冗長になっても、階段を使って別のホームに移動するための時間が節約できた方が 良い場合も当然存在する。 )

・準結晶と鉄道網 (物性物理の人は、結晶構造について研究しているが、歴史の産物としての鉄道網 が、1984年に発見された準結晶の構造と双対の関係にあることに気づいているかどうか? 物性物理の人を鉄道網最適化問題の解決に投入する価値がある。 結晶構造の様な単純な規則性はないが、準結晶はアモルファスとはちがって 一定の規則が存在する。よく知られたペンローズタイリングに似た実在の準結晶の 構造は、4次元から2次元への射影として解釈することができる。 現実の東京の鉄道網の最適化問題も、単に組み合わせ最適化問題として解くには、 気象予測に使っているスーパーコンピュータでも足りないかも知れないが、 鉄道網が何次元の空間の2次元への射影の双対図形となっているのか? という 観点に立てば、案外、綺麗に解ける可能性がある。 ただし、計算量の問題はともかく、次元がどんなに高くなろうと、郊外に延びる 線路を除けば、鉄道の経路が駅間の直線距離のπ/2倍を超えることはないので、 利用者にとっては大した問題ではない。 )

 ・乗り換え案内サービスに、「ラッシュを避ける」というオプションを可能にする。 (自動車に搭載されている道路の渋滞回避の仕組みより通勤ラッシュ 軽減の仕組みの方が要素が少なくて簡単であるにも関わらず、ラッシュ情報が公開 されることもなく無策のまま放置されている。鉄道網に冗長性が少なくて、 ラッシュどころか事故で不通になった区間さえ回避できないのだから当然という 投げやりな考え方もあるが、東京の鉄道網の郊外部分以外では、意味があるはず。 どれだけの乗客がどの時間帯に、どこからどこに移動したかの情報は、公共性が高く、 鉄道会社が秘匿すべき情報ではない。 )

・鉄道網の最適化問題を解く (鉄道網は歴史の産物で、鉄道忌避伝説の様なフィクションによってしか説明されそうに ない様な様々な謎というべき部分を多数含んでいる。現状では、さらなる謎を 積み重ねていくだけかも知れない。 現在の駅や人々の移動パターンはそのままに、大深度地下を前提にして、鉄道路線を 自由に引きなおすとすれば、どんなパタンが最適解となるのか? 鉄道網最適化問題 を扱う人はいても、こういう根本的な問題には取り組んでいない。社会全体を死に 向かわせるアミロイドβの様な数盲が、すべてを謎の闇に閉じ込めてしまう。 )

・都市計画からやり直す (都市工学科を出て就職後、並列コンピュータを作っていた後輩がいたが、 問題が大きくなりデータ量が増えると高速なコンピュータが欲しくなる気持ちはわかる。 人口分布を元に、ボロノイ分割を行い、母点が、鉄道の駅と重なるのかどうか? 鉄道路線も、シムシティーで遊んでいる時の様に適当に引かれたものなのかどうか? 国勢調査での勤務先、通学先のデータを加えて、鉄道路線を最適化した場合は どうなるのか? こういう情報が公知となっているべき。 )

・全国の市についてリニア駅が何時実現するかを推定するプログラム (地域エゴのために無駄な迂回路を作ろうとする長野県諏訪市の政治家を叱っているの は今のところ、鉄道マニアに限られているが、迂回による需要減や、コストアップ によって、全国の市にどれだけ悪影響を与えるのか?を数値的に示すことが必要だ。 リニアが大都市だけを利し、小都市に恩恵をもたらさないという偏見を取り去る ために、たとえば、すべての市について、品川−名古屋のリニアの完成によって、 日帰りできる都市が、何%増加するか? という様な情報も誰にでも公開されていて 当然だが、そうはなっていない。 )

・解決策があらたな問題を生むという俗説と戦う。 (全国に渋滞する道路があるにも関わらず、渋滞を解決するために道路を拡張すると さらにそこに交通が集中し、さらなる渋滞を招くという俗説によって、問題解決は 放置され、産業のない地方での公共事業としての高速道路建設のほうが優先して 進められてきた。確かに空港やネットワークサービスの場合には、利用者が集中 すればするほど、便数など利便性が増加し、さらに集中が進むという現象があるが、 危険な超満員の電車にさらに人を乗せることなど不可能だ。思考停止が起きている。 )  

関連ページ

姫路でのLRTの計画

提出 2009/7/10頃 このページの作成 2009/7/15 更新 2009/07/15

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