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姫路の都市計画外部リンク
風水都市風水都市姫路という伝統を復活させようとする観点から言えば姫路には、最高レベルの都市計画が存在しても良いわけですが、現状はどうなのでしょう? 世界文化遺産の姫路城という資源があり、大手前通りは戦災復興の成功例とされ、姫路駅の南側も合併後高度成長期が来るまでの40年間長らく放置された後に区画整理で広い道路が縦横に走りと、現状としては、まあまあの水準であるようにも思います。 川越との比較特に川越に住んでからは、川越では歩道も無い狭い道路にいっぱい車が走っている所が多くて姫路の良さを感じています。
人口減少時代が迫るしかし、すでに1997年から日本の生産人口の減少は始まっていて、2004年なり2005年をピークに人口も減少を始めるわけで、都会と田舎のボーダーライン上にある姫路でも、全国平均より少し遅れる程度のことで、東京の2003年問題と言われた再開発ブームの様なことは難しいでしょう。にも関わらず、それによって住民が増えるような都市計画をも期待されるわけで、 政令指定都市との比較キャスティ21の計画が、さいたま新都心や、札幌駅などと比べて、きわめて低容積率であることも、がんばってもどうにもならない厳しい現実の反映なのかも知れません。(あるいは、さいたま新都心は、娘が逮捕されるような県知事がいたからこそ実現されたことがらで、例外扱いすべきなのでしょうか?) 東京都の比較例えば、老朽化した木造家屋が密集した部分で区画整理をして、道路を広げるというような事柄でさえ、東京なら、道路が広くなると自動的にマンションに建て変わるところが、人口が増えなければ、マンションの需要もないわけで、実現が困難になってしまいます。とはいえ、最近、東京で進んでいる再開発は、地元住民のごく一部しか、新しいビルに入居できずに追い立てられるだけの強権的な再開発の様ですが。 それでもできることがあるはずしかし、サイクリングロードを増やすとか、小学校まで歩道でつながっている土地の面積を増加させるとか、曲線を多用した散歩道を増やすとかを徐々に進めることはできるでしょうし、妻鹿の出光撤退跡地のうまい利用法を考えるとかできることはいろいろあると思います。 曲線を多用したレイアウト『東京都市計画物語』では、日本の住宅街が、格子状になっているのは、曲線を多用すると面積の計算が大変になるから、単純な格子状の区画が多くなっているという様な事が書いてあって、単なるコンピュータが無かった時代の悪弊の様です。勝原と別所にJRの新駅ができる際には、直線状でない都市になったりしないでしょうか? 格子状に囚われない区画整理をすることで、既存の建物の立ち退きを最小限にしつつ、美しくて変化にとんだ街づくりが可能になるなら、そうするのに越したことはないと思うのですが。
都市計画を専門とする市長姫路市では2003年3月に多目的ドームの設計案が公開され、その直後の選挙で、反対派の市長が当選し、すぐに撤回かと思ったら、しばらくは、白紙撤回ではなく、撤回なのはなぜか? という様な戸惑いがあったのですが、asahi.com MYTOWN 兵庫 2003/7/12の記事で、は撤回ということになっていました。記事には、播磨全体にとって重要な設備を置く、観光重視の政策にするというようなことも書いてありました。現在の石見市長は、都市計画が専門なので、どんな風にするのだろうと興味がわきます。 ドームについての僕の意見基本的に、キャスティ21の計画の低容積率を推し進めるという点で疑問でした。線路沿いで防音対策が大変そうな立地よりも、灘のけんか祭りのお祭り広場である甲山のあたりにお祭り広場兼用のコンサート会場を作ることで、スペースの都合で観客が制限されている灘のけんか祭りの集客力を強化するみたいなのが良いと思っていました。 少し小さいけれど、飾磨港の近くの港ドームと、手柄山の武道館ができたばかりなので、さらにその上に似たものを作るのは、単なるアイデア不足なのではないか? ブルネルスキが設計したフィレンツェのドゥオモについての本を読んだ時には、石造りのドームとしては現在でも世界最大というのを読んで、どうせ作るのなら世界最大とかでなければ、中途半端なドームに存在意義はあるのか? という気もしていました。観覧車、プラネタリウムと、姫路でも、作った当時は世界最大級という様なものがあるわけですから、無茶な話でもないと思います。 もっとも、2003/3のカネゴンみたいなデザイン画を見て、あれはあれで良いなあとも思ったのでした。
播磨全体にとって重要な施設とは何か?ドームを諦めたなら、ツェッペリンNTの様な飛行船の格納庫は? 観光都市としての姫路の地位を上げる方法は?
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作成 2003/7/12 - 更新 2007/03/02 |
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