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姫路十四丘と、国産み神話の十四の島々

『ヤマタイカ』では、播磨灘の中央にオノゴロ島が、存在したことになっています。それを読んだ時に、播磨国風土記(713命令-715完成)に登場する飾磨郡伊和里の十四丘が海に浮かぶ島だった時代があって、その後、播磨で先行していた原料からの鉄の生産のせいで、山を掘り崩して砂鉄の選別のために土砂を川に流したり、木を切り倒して燃料にして土砂が流れたりで、下流に土砂が堆積して、島が丘に変わったという風に現実に昔は島があった可能性もあり、オノゴロ島が、姫路にあった可能性もあるのではとか思いました。

それとは別に、積読になっていた『古代播磨の地名は語る』の中で、寺本躬久という人が、国産み神話は、オオムナチが国譲りする14の島々の物語なのだから、オオムナチの船から落ちた14の積荷が丘になったという播磨国風土記の話に出てくる14との間に関連があるはずだと書いています。

 

   
船丘  
波丘  
琴丘  
箱丘  
匣丘  
箕丘  
甕丘  
稲丘  
冑丘  
沈石丘  
藤丘  
鹿丘  
犬丘  
日女道丘  

邪馬台国の頃の古代史の本
  昨日書いているとき手元に本が無くて書名を思い出せませんでした。

倭国の謎 相見英咲

の179ページに出てきた、「表11 瀬戸内辺アヅミ海人関係郡・郷(推測)」という部分でした。

2004/2/10追記

を読んでいて、安曇と呼ばれる海人族起源の地名として、飾磨がでてきました。灘のけんか祭りの由来の中でも、神功皇后の朝鮮出兵の際に、船をぶつけて殻を取ったの を神輿をぶつけて表現しているというのが出てきます から、矛盾を感じません。

遺跡とかも、市川の東側の方が多いので、神話の時代には、市川の東側の方が栄えていて、14丘も、例えば東山のブックバーンあのあたりを中心として、周囲を囲む14の丘なのではないのでしょうか?

すでに比定の試みがなされていてそれには反する意見になると思うのですが、地域全体の中から14の丘を選んで神話ができたというよりは、ある地点から14の丘が見えていて、それを説明する物語が現在にまで伝わっていると考えたほうが簡単だと思うのです。

姫路城から書写山とか増位山を見ても屏風の様に水平につながっていて数を数える気にはならないけれど、東山からの景色だと西から、甲山、仁寿山、小富士山、、、、、高坪山という感じで高い山ではないけれど、ぽこぽこと小さくて名前も知らない山が並んでいて、数える気になります。

カシミールのカシバードで360度パノラマを表示してみたのですが、僕の印象ほどはポコポコ感がありません。東山のブックバーンのあたりは、まだ建物が密集していなくて単に周囲の景色が見えて、なおかつ、東側に山が迫っていたために、なんとなくそう思っただけのことかも知れません。

2004/2/9追記

中島埠頭の防波堤の先からのカシバード画像を見ると、北側の書写山などの高さがさらに揃って、まさに屏風の様に見えますね。陰陽師が集まった理由の1つでしょう。しかし、14丘というイメージからはさらに遠ざかることになると思います。

2004/2/10追記

『天皇はどこから来たか』を読んでいたら、高天原と2つの高千穂をどう結びつけるかのあたりで、オオナムチ(オオクニヌシ)を火山と結びつけた説がでてきました。『死都日本』、『ヤマタイカ』では火山自体が神となっていたのですが、ちょっと緩んだこちらの方が正解に近そうな気がします。

古代の歴史における火山の意味合いという観点がまた出てきたわけですが、以前、サントリーニ島+クレタ島がアトランティスだったという番組で、外輪山の断崖絶壁に囲まれている風景を見て思ったのですが、古代の文明が火山のそばで発達したとすればあんな風なカルデラの風景こそが人類にとっての原風景ということになるのかもと思ったのでした。というわけで4度目かも知れません。

そういう観点から言えば、14個の丘が数えられる景色より、外輪山の内側に住んでいるかのように感じさせる平板な稜線の方が好ましいのかも。

2004/3/8追記

カシバードの画像

11 1 2 4 5 7 8 西 10

白浜の松原神社を中心

姫路城を中心

英賀神社を中心

中島埠頭の防波堤の先を中心

11 1 2 4 5 7 8 西 10

関連ページ

『ヤマタイカ』の感想
中島埠頭の灯台からのパノラマ
『死都日本』の感想 

外部リンク

カシミール3D - 風景CGと地図とGPSのページ

作成 2003/11/13 - 更新 2004/03/08

  

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