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日本は世界のおもちゃ箱
スカパーでBBCの気楽な番組を見ていたら、「日本は世界のおもちゃ箱」という言い方をしていました。これまで弱点に思えていたことさえ個性として評価するくらいの的確な表現だと思いました。 このままの表現で検索しても一致しませんでしたが、日本=おもちゃ箱説は、すでに多く人が指摘している様です。 関係無いですが、表記のゆれが気になりました
派生語
類義語との比較
上記の類義語のうち{趣味、ファン、マニア、オタク}の4語について調べ、横軸にオタク順位、縦軸にマニア順位を取っていろんなジャンルをプロットしてみました。意味空間の構造化と言っている場合にはこの種のことを自動的に行うわけです。 オタクの方が全体に頻度が低いので、右下の方に分類されるジャンルが少なくなっています。 オタクは外見的なものから離れ抽象的なものに向かう軸の様でストイックな感じがします。例えば、コスプレ→ダイエット、声優、美少女→筋肉、化粧品、芸能→二次元と結んでできる軸を見れば、美への基準がどんどん厳しくなって、やがて現実にはありえないほどになるということでしょう。オタクが見かけにこだわらないというのも故無きことではないのでしょう。ただし、オタクという語が包括的悪口の際により多く使われているだけなのかも知れません。 マニアはナルシシストで人為的なもので自分を取り囲もうとしている様にも見えます。
インターネットマニアという時にはデコラティブなWebサイトを見たり集めたりしている人を指し、ネットオタクという場合にはもっと本質的な部分に注目している人を指しているという風なニュアンスの差があるのでしょう。 そういう観点から言えば、日本が世界のおもちゃ箱であるとすれば、それはマニアのおかげであり、過去の遺産ではあっても、オタクの成果ではないとも言えます。オタクの使命は、おもちゃ箱からアイデアを抽出し、新しい別のものに昇華することであり、それはまだ十分には世界から評価されるには至っていない状態にあるのでしょう。 ジャンルの分布略図
この図の中では僕個人は、オタク順位3、マニア順位1の区画に位置するのではないかと思っています。 ジャンルと呼称の組み合わせ頻度 外部リンク
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2001/7/5作成 2006/02/14 更新 |
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