[HOME][古代史]

『天皇家の”ふるさと”日向をゆく』の感想

amazonへのリンク

cover

もともと邪馬台国への興味から『天皇はどこから来たか』 を読んでその解説に出てきたので読んだ本なのですが、邪馬台国関連の話題はまったく無視されていました。というか、年代についての議論もまったくないので、地方に残る伝承をたどる旅ではあっても、対立する説についてはあまり出てきませんでした。面白い本ではあったのですが 、期待していたのとはちょっとずれていました。そう考えると、『天皇はどこから来たか』でも、邪馬台国の話ははっきり言っていなかったのかもしれません。

いきなり日向神話関連地図がカラーで最初に出てきてこの地図の範囲は、『死都日本』とほとんど同じでした。死都日本はこれを踏まえていたのですね。阿蘇山の蘇とか、「そ」は山の背にある高地を指すとかいう薀蓄も、『死都日本』で読んだような気がします。

霧島のまわりに神社を作ったのは、書写山を開いたのと同じ性空上人だったそうです。修験道を確立した有名な人とは知りませんでした。流れを汲む山伏が高千穂山頂に「天の逆鉾」をおいたのだろうとか出てきました。韓国でどこかの山の山頂に鉄の杭を打ち込んだというのが、日本軍の呪術的な行為という風に怒りを買っていたという様な漫画を昔読んだ記憶があるのですが、それとかも修験道系なのでしょうか? 

 

外部リンク
【2ch】ニュース速報アワーズ【韓国】日帝が精気抹殺のため雉岳山に打ち込んだ金属杭 … 「測量用ではない。山頂で見つかったから」 このページだと、地図作成のための測量用の 基準点を、呪術のための杭だと無理やりな主張をしていることになっています。いきなりギャグ漫画です。 2007/2/12追記

姫路には、修験道関連の書写山円教寺と陰陽道の広峰神社の両方がそろっていたのですね。というか性空上人はいったいどれだけの山に足跡を残しているのでしょうか? 播磨の人では、「終わりに」には和辻哲郎がでてきました。途中には、語源についての説で、柳田国男もでてきました。

蘇我馬子の墓のことも出てくるのですが、ごく最近見つかったのは、蘇我馬子邸宅跡でしたっけ。

イモガイでできた腕輪のことも何回か繰り返して出てきました。女性はイモガイで、男性はゴウホラガイ(ゴホウラガイの間違いでした。 2004/6/11追記)ということで、子供のころにはめて身分を示したそうです。186ページには写真も出ていました。琉球などから輸入した貝を薩摩半島で加工していたということになっています。赤椀の世直しでは無視されてることになっていますが、とりあえずこれまで読んだ2冊の本で言及されていました。

ベブは牛のことというのが出てきました。姫路の近所に別府という地名があって、べっぷと読んで叔父に訂正された記憶があるのですが、あれは「べふ」でした。

知覧の特攻隊基地のことも出てきたのですが、なんと驚いたことに著者も特攻隊の生き残りで戦争が長引いていたら特攻隊として死んでいたかもしれないそうです。実家の近所の蓮浄寺の住職も特攻隊の生き残りだし、姫路市で、人工心臓を作っているトーマス技研の社長も特攻隊の生き残りです。

関連ページ

『天皇はどこから来たか』の感想
『死都日本』の感想
書写山円教寺
播磨ゆかりの50人 50人中、性空上人、柳田国男、和辻哲郎の3人がでてきました。
『ヤマタイカ』の感想
播磨の郷土史の本
『シルクロード渡来人が建国した日本』の感想 赤穂の大避神社と、姫路の広峯神社を主に扱ってあるのですが、書写山円教寺のことは出てきませんでした。 坂越の妙見寺には、空海やその師勤操の足跡があるそうです。2005/7/29追記

作成 2004/3/21 - 更新 2007/02/12

  

Google
Web www.PAG1U.net

関連ディレクトリ

姫路ディレクトリ

都市比較ディレクトリ

通信関連

個人情報

関連サイト

読書メモ

乱雑な本棚:古代史

乱雑な本棚:日本人の遺伝子

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
seo

[HOME]  [古代史] (C) MATSUOKA , Hajime