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映画『パプリカ』の感想

今朝、早起きして、西武新宿線の端っこである本川越から、西武新宿まで電車に乗って舞台挨拶のある回を見てきました。2,3日前に深夜番組を見ていたらCMをやっていて初めて知ったくらいのことでした。ちなみにわざわざ舞台挨拶の回を見たのは初めてです。

天才筒井康隆の原作は読んでいたのですが、映画では元のストーリーとかは無視しているみたいで、原作を思い出せる部分はあまりありませんでした。舞台挨拶で、筒井氏がより複雑な原作も買ってくれと言っていたので、やはり原作者としては残念な部分もあったのでしょう。 ストーリーは単純化されすぎていましたが(それでも複雑だと文句をいう読売新聞の好意的な書評に文句を言っていました)音楽や映像はほめていました。原作が1991年頃とすれば、15年に1度のペースで映画化されればまだ何種類かの『パプリカ』を見ることが出来るかも知れません。

エンドロールのキャラクターデザインの中に江口寿史がいて、どのキャラクターが江口寿史のキャラクター?とか思ったのですが、公式サイトにはあまり詳しく書いてありませんでした。映画を見ていて『老人Z』を思い出したし、『老人Z』には監督も、江口寿史も共通して関わっているので、案外主人公のパプリカだったりしないか? とか。まあそれほど多くのアニメ作品を見ているわけではないので、あてすっぽです。でも、筒井以外の部分が、既存の作品でも出てきたようなキャラクターの使いまわしというか、アニメ特有のスターシステムで埋められている様な気もしてしまいました。でも、 そうやってアニメの方法を主にしないと『パプリカ』のアニメ化は実現不可能なのでしょうが。

いろんな夢が出てくるはずなのですが、映画『パプリカ』の監督の ありふれた個人的な夢というか映画の記憶の断片のパッチワークくらいなものと、危機的な状況に置かれている世界の集合的無意識そのままの様な夢の2種類しか無い様にも思えます。映画が終わった後の舞台挨拶の中で、鯨の夢は監督自身が見た夢ということでしたが、重要な場面でもありませんでしたし、確かに人の顔をした醜い鯨はでてきたのですが、前後のつながりも、あまり印象的に残っていません。イマジナリーラインとかパンフォーカスとかについて説明する場面は、原作にもあったかなあというかすかな記憶がある気がしますが、映画俳優になれなかった筒井康隆氏の弱点をつついて、原作者いじめをしているかのようにも感じます。

海に向かって飛び込んで自殺していくレミングの群れの様に、ナチス党員のポーズで行列していくさまざまな家電製品とか、おみやげもの様なものたち。ベンジャミン・フルフォード氏によれば、ブッシュ政権 の成り立ちは、ナチスに協力して財を成したスカル&ボーンズの人たちが、暗殺など不正な手段を駆使して実現した政権ということの様ですから、それに操られてエアギターのポーズをやって全世界の失笑を買った小泉元首相とか、多くの傀儡政権の様にCIAとかとつながっていそうな祖父を持つ安倍首相とかがいる日本 の現状を思えば、ナチ党員のポーズはぴったりで、今のナチの後継者としてのアメリカだけに従う従米主義の日本の悲惨な末路をそのまま表現した映像なのでしょう。

踊狂現象は、黒澤映画の『夢』とか、『平成狸合戦ぽんぽこ』とかで繰り返し映像化されているわけで、単に伝家の宝刀を磨いているだけのことなのかも知れませんが、『9.11テロ捏造』の中の見方を援用すれば、クリントン政権の間に削減された軍事予算を復活させるために、9.11テロで自国民を大勢殺し、その証拠を隠蔽するアメリカ政府という存在によって、無意識に余計なものがいろいろ流れ込んできているということなのでしょう。醜い陰謀に満ちた現実が無闇とくりかえされる暗殺によって隠蔽され、マスコミは報道の代わりに加工されたバーチャルリアリティを伝えている。そういう世界では夢という形をとってしか真実が語れないということでしょうか。

筒井康隆原作の『ジャズ大名』を最近テレビでみたのですが、そこにも踊狂現象は出てきました。漠然と踊狂現象というより「ええじゃないか」と書いた方がより正確ですが。果たして、原作と予告編だけ見てみたような気になっていたのか、かつて見たけれど忘れてしまっていたのか記憶が曖昧です。

とりあえず、港区一極集中問題とかあるわけで、港区の民放キー局を巡る最短経路をジャズ大名の曲を繰り返しながら果てしなくグルグル回る運動とか現実の世界にあってしかるべきかと思います。

2008/6/12追記

そういえば、教育基本法改正とかで、バーチャルリアリティは悪であるとか叫んでいるのですが、それより、今後さらに進歩するCG技術によって騙されないために、マスコミの作り出す嘘を見抜くためのメディアリテラシーを教えるとかの方が重要でしょう。バーチャルリアリティは、米軍が、殺人に吐き気を催さない様に国民を洗脳するために無料でシューティングゲームを配るという使い方に限られるわけではなく、逆に米兵の銃で打たれる人々の痛みをリアルに共感するためにも使えるはずです。

都市に暗雲が立ち込めて巨大な乾理事長が現れて、半透明なそれは、『もののけ姫』に出てきた半透明の何かをも連想させたのですが、怪獣映画の様にその辺のビルとか攻撃した後に、パプリカの同化能力によって吸収されます。夢から覚めて巨大な乾理事長が消え、時田の黄色いぜんまいロボットも消え、現実に戻るのですが、それでも、そこには大きな穴ぼこが開いているという場面がありました。その穴は、まるで911のビル倒壊跡地みたいな感じです。また、乾理事長から出てくる根っこは、巻きつかれた木の方を絞め殺してしまう熱帯の蔦の様に、人々を脅し恐怖を抱かせることによって軍事産業で金儲けしようとするブッシュ、ラムズフェルド、チェイニーなどなどが世界に寄生している様を連想させます。家に熱帯植物園があるのはうらやましいことですが、あれも、地球環境を地球人には向かないものにして地球人を減らしたいがために京都議定書に批准せずに、温暖化を促進したいブッシュとかを連想させます。

原作の中ではもっと明晰で万能感さえ漂っていた主人公パプリカは、この悪夢と戦ったとしても、悪夢よりひどい現実に立ち向かわせることができるわけでもなく、夢にアクセスする装置を発明した天才と結婚してエンディングを迎えたりします。太った天才時田って原作にいたのでしたっけ? 全然忘れています。単にオタクを絵に描いてみただけに見えました。パプリカの声優ももっと低い声の人が原作に近いのでは?

最近、子供が生まれなくなった未来を描いたSF作品の予告CMをテレビでみますが、映画『パプリカ』の中でもあまり子供は出てきませんでした。最近は、小中学生のいじめ連鎖自殺が続いていますが、サラリーマンが、シンクロナイズスイミングの団体競技でプールに入るシーンの様にしてビルから飛び降り自殺するシーンはありました。

関連ページ

『9・11テロ捏造』の感想 筒井原作のパプリカのストーリーを追っているわけではないということで、夢の内容は、時代を反映しているとしか思えません。 というか、テロ捏造を読み終わった次の日に『パプリカ』を見たからというだけかも知れません。アメリカが北朝鮮によるバイオテロにみせかけて、特定の人種だけに効く生物兵器を上空から散布するのが先か、ブッシュたちに対する弾劾裁判が先か?日本人では3番目に多いHLAハプロタイプB7-DR1の人はすでにSARSで狙われたみたいですが、運良く失敗に終わったとか。
『ヤマタイカ』の感想 踊狂現象つながり
『死都日本』の感想 踊狂現象つながり
地球温暖化関連のページ

外部リンク

パプリカ - Paprika - 映画『パプリカ』の公式サイト パプリカのエッセーを香山リカが書いているのは駄洒落?
コミックスのパプリカがあるのは知りませんでした。
DVDは2006/11/25現在まだ出ていませんが、アマゾンでは項目がありますね。
教育改革国民会議 分科会審議の報告(平成12年7月26日)1.子どもへの方策 

作成 2006/11/25 - 更新 2008/06/12

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