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パソコン通信の記憶

『WIRED』96/3の98pageに、「破壊された電子のコミュニティ K-NETの悪夢」亀井義明という記事がありました。僕は会員ではありませんでしたが、過去の書き込みが削除されるという経験は、何度かしています。

関係ありませんが、FSP95を受賞したので、pag1tetoが、FSPに協賛しているコペルニクス(もとは、K-NET)に転載されています。

実験時代のアスキーネット

アスキーネットの実験が終わり、アスキーネットACSが出来た時に、旧アスキーネットの書き込みは消えてしまいました。実験時代では、心理学のSIGを中心に活動していました。

アスキーネットACS

アスキーネットACSは、大げさなセールストークで客寄せをしたものの、そんなにすごいものではありませんでした。それで、パソコン通信の未来について語る会議室もあったと思います。僕は、ISDNが普通になる時代を前提に、ハイパーテキスト化する様にということを主張したことがあります。というか、旧アスキーネット時代にも似たようなことは言っていました。

現在のWWWは、いろいろなリンクが可能なわけで、ほぼそれを実現しているとも言えますが、例えば、他人の書き込みにコメントを付ける機能が、存在していません。とりあえず、こういう問題への答えがあればリンクしたいという様なページを作っておきましょう。

Excite Japan (http://www.excite.co.jp/news/news_story/hn/0518.Technology2454/news) のニュースにWebにコメントをつけることができるサービスを始める人の話が載っていました。(99/5/19)

やがて、ACSとPCSは統合され、頻繁に削除が行われるようになりました。ACSの廃止が行なわれるときに、ACSの衰退が、ACSの書き手の責任であるという様な論調がはびこり、また運営側の責任転嫁だと思ってしまいました。WIREDの記事によれば、K-NETにおいても、SIG管理者に責任転嫁する動きがあった様です。

ACSの場合は、すでに、はじめてすぐの頃から、運営者側が、ネットワークの参加者の質に原因を求める発言をしていたのでした。というか、ACSの場合、会費を払っている会員からアイデアを絞り取って、それを編集して出版物などに利用しようという狙いを持っていたので、その目論見が外れて、腐っていたのでしょう。しかし、アスキーネットACSに書いたことがわりとすぐTV番組に反映するという様な経験は何度かしているので、意外と増幅率の高いメディアだったと思っています。

WWWというメディアは、発表の場という感じですが、ブレーンストーミングの道具という観点から見ると、KJ法などと比べて、これまでのパソコン通信の道具立ては、不完全なものでしかありません。にも関わらず、努力せずにおいて、参加者の質に原因を帰すのは、見当違いなのです。

新アスキーネット

ACSとPCSが統合されしばらくすると、ACSのサイエンスSIGなども消えてしまいました。僕はそこに、ニューラルネットやGAなどの話題を書き込んでいたのでした。また、PCS起源の心理学のSIGも消えてしまいました。

アスキーネットでは、つまらない揚げ足とりをしたうえで、反論されると、SIGのテーマにふさわしくないと言って反論させないというしょうもないゲームを繰り返す人がいました。そういう人の救済のために、netマナーのボードを使うということをしていました。つまらないゲームでも、はじめて体験する人にとっては、ついつい引っかかってしまうわけですが、その経験を一個所にまとめておけば、難なく無視することが出来てしまいます。

アスキーネットは現在も存続していますが、僕は、アップロードに、NIFTYの4倍の時間がかかることがいやになって、やめてしまいました。

PC-VAN

PC-VANでは、87/4/15から星占いSIGを主宰していました。ちなみにアクセス数が500を切ると廃止の対象になる所で、星占いSIGは、1300/月という様なアクセスでした。この数は、pag1シリーズのページより少ない数だと思います。

SIG/CUG事務局がSIGスタッフに変わり、運営方針が変化してしまった様で、95/10に、大幅に削除される様になり、星占いSIGの場合、古い書き込みが多かったので、9割近い書き込みが削除されてしまいました。あえて、抵抗することもないと思って受け入れたのですが、実際に削除されてみると、憂鬱な気分に陥ってしまって、PC-VANをやめることにしました。

星占いSIGを辞めることにすると、NIFTY経由と比べて、PC-VAN経由のシェアウェアへの送金が数十分の1しかなかったので、PC-VANへの愛着がほとんど無くなってしまって、やめることにしました。

PC-VANでは、SIGOPがボランティアなので、SIGOPが、シェアウェアの登録のために自分の時間を使うのをいやがるという傾向がある様です。シェアウェアのサポートをするなら、お金を払って、ベンダー会議を作れという様な考え方です。しかし、フリーウェアの作者も、SIGOPの手をわずらわせるのは同じなので、作者が遠慮して、PC-VANにはアップロードしないという様な傾向がある様です。ベクターデザインのPACK8000のアンケートではNIFTYとPC-VANで6倍の差がありました。

B-NET

アスキーネットACSが出来る時に、ノベルSIGなどのアクティブユーザーが作った東京ローカルのBBSです。当初は、複数のメンバーが1つのテキストに細かく訂正や注釈が付けられるようなグループウェアの仕組みを目指していたみたいで、consさんがプログラムを作っていたようです。インターネットの時代になって、Web上の掲示板はかえって不便なものになっていると思います。

毎年オフラインミーティングがあり、2度参加したことがあります。自分自身のアクセスの頻度がどんどん落ちて、95年2月頃を最後にアクセスしなくなってしまいました。最後の方で、僕は、他のネットのプライベードフォーラムみたいなものに移行することを主張していました。B-NETは歴史を終え、最近、96/1/14に最後のオフラインミーティングがあった様です。

mix

日経mixも、最近アクセスが落ちていたので、95/12でやめました。ベストセラーリストを見て、グインサーガの新刊がでたのを知るくらいの利用方法でしかありませんでした。

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niftyは2003/5でやめました。 

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