『ヤクザ・リセッション さらに失われる10年』の感想
ヤクザがらみの銀行を潰すかわりに公的資金注入で問題先送りせざるをえない事情を抱えている政治家を選んでいる限り、トヨタやキャノンがいくら素晴らしくても、増税、ハイパーインフレ、預金封鎖という未来しかないという話です
日本の政治家はCIAの顔色だけを見ているアメリカの傀儡政権であり、国民の利益ではなくアメリカの利益のために動いているので、プラザ合意の中曽根を代表格に、スーパー301にびびってTRONを切る様なことをするし、官僚はノーパンしゃぶしゃぶと、無駄な公共事業の推進、公共事業依存の業界では談合賄賂だらけで、最近ではそれがODAがらみで展開しているので、フジモリ元大統領の不正蓄財疑惑も、日本へのキックバックの部分が暴かれそうになっているにすぎないという様な感じのが続きます。そういうすべての暗部に関わっているのがヤクザであり、明るみに出そうになると事情を知っているはずの人間が次々に遺書らしきメモ-つまり脅されて書かされたと推定される走り書き-を残して自殺するのもそういう事情だし、その結果、政界トップはいつも安泰だという風に汚い現実をこれもまた機能しなくなっている日本のマスコミの代わりにカナダ人の著者が突きつけてくれます。
きっかけは、ヤクザが不良債権の不動産の不法占拠をしていることに驚いたことだったのでしょうが、結局、賄賂などが横行する後進国の泥棒国家の風景が日本の真の姿だと看做すともっともピントがはっきりするということだったのでしょう.
本人確認せずに銀行が預金の引き出しに応じたという裁判ではほとんどの場合、銀行が勝っている。それ、司法も汚染されている証拠だし、自民党が陪審員制度を嫌うのも都合の良い司法制度を守るためにすぎないというあたりなどは、耳をふさぎたくなるくらいの恐ろしさです。
他の選択肢として浮上しつつある神戸生まれの石原都知事の危ない人気についても直接的ではないのですが、批判を加えています.糸山英太郎の資金力を背景にした策謀がもし成功したら、結果としてできあがるのは、アメリカの傀儡政権ではないけれど、アメリカを悪者に仕立て上げて、国民に犠牲を強いる政権であり、それは、やがてフセインや北朝鮮の様に腐敗していく運命であるということになります.
市町村合併が盛んなので、日本も例えば、アルゼンチンと合併して、国会議員や政府職員の給料などを低い方に合わせてはどうだろうとか思ってしまったのでした。
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著者から見ると、政治家を馬鹿にして済む問題ではなく、こんな政治に怒らない国民がバカと言うしかないみたいです。 |
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政府によって守られること無く搾取されるだけの国民の様に振舞うのではなく、トヨタの様に世界を相手に金儲けをするか、無能な日本国政府のお陰で、大儲けをしている海外のハゲタカファンドの様に振舞うのが個々の国民としての正しいというのが著者のアドバイスの様です。 |
 | 明治以来姫路から消えたもののリスト この本を素直にとって、ヤクザを殲滅することになりませんかねえ。イタリアでは成功しているわけで、イラクに派遣する代わりに神戸に1万人ぐらいの自衛隊を派遣するだけで、さらに失われる10年から開放されるのであれば、万々歳だと思うのですが。明治政府がヤクザの力を頼っただけではなく、敗戦直後の日本の警察は、中国や韓国系の裏の組織を壊滅させるために、ヤクザと手を結んでいたそうです。 |
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このビデオの中では、ヤクザの6割は同和関連、2割が在日韓国人、1割が在日北朝鮮人、1割が中国人やその他の日本人とか、ヤクザの資金がIT産業に流れているという様な話で、全部で6つのファイルからなる最初の1つで、続きはまだ見ていないのですが、司会しているのが『ヤクザリセッション』の著者ですね。菅沼光弘という人は、山口組のNO2と懇意にしていると言っていたりして、なんなんでしょう。2006/11/21追記 |
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その後、中丸薫という明治天皇の孫という人との対談を読んで対談相手の発言にちょっとあきれて以来、他の本は買っていないままでした。911の本もまだ買っていません。最近、アポロ計画も捏造だと思われるまでにアメリカは信用をなくしているにも関わらず、従米を続ける日本て、なんなのでしょう。2006/11/21追記 |
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大阪高裁判事自殺か 住基ネットに違憲判断 - 山陽新聞ニュース {竹中裁判官は、住民基本台帳ネットワーク運用をめぐる訴訟の控訴審判決の裁判長で11月30日、「拒絶している住民への適用は違憲」とする判断を示した。 宝塚署によると、竹中裁判官は3日午前9時ごろ、自宅2階で首をつっているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。}これも、いかにも国民のプライバシーを奪おうという闇の勢力の存在を感じさせる事件ですね。
2006/12/14追記 |
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12月14日付・読売社説(1) 社説・コラム YOMIURI ONLINE(読売新聞)
{今回の判決で技術者が委縮するという指摘もある。だが、同種ソフトの開発は止まっていない。心配は無用だろう。}
著作権法の乱用のせいで、日本にはGoogleの様なネットのサービスを提供する企業が育っていないわけですが、日本の技術者が死滅してもアメリカにあるから心配は無用なのでしょうね。同種ソフトの開発は止まっていないと言っているものの、アメリカで止まっていないだけでしょう。日本だと逮捕なのですから。マスコミも、インターネット上に匿名を保証されることによって、内部告発が可能になるような独自のメディアが誕生してしまうことを恐れていますね。2006/12/14追記 |
 | 工業所有権制度の歴史 {享保6年(1721年)に公布された「新規法度」のお触れは、「新製品を作ることは一切まかりならぬ」というものでした。}既得権益を守るためには、江戸時代に吉宗が作った新規法度という法律を復活させかねませんね。日本の文系が前千年紀を生きているとすれば、復活する必要もないのでしょう。2006/12/14追記 |