[HOME]


 


96/10/2 3 4
日記Vol.26

日記Vol.28

[HOME]
[HOME]


10/4(金)

深夜に、歯磨きしていると、914の澤さんたちと、サングラスの人がエレベーターで下りていくのが見えました。

徹夜

一気に書かないと、なにを書いているのか思い出すための時間が無駄になるので、徹夜してプログラムを書いていました。

深夜の空調

空調が、遠隔で止まってしまったりしたのですが、(後で、澤さんに聞いた話では、夜遅くなってから次の日の空調予約しても無視されるそうです。)窓側のだけは、パネルのボタンを操作すると電源がはいったりしました。でも、2,3度止まって、そのたびに電源を入れました。天井の空調は、止まっていました。でも、外に出ると廊下のなかの一カ所だけは動いているという風な妙な状態でした。特に空調の必要ない季節なので、センサーのばらつきで場所によって異なる動作をするということなのかも知れません。

深夜2時頃に、お腹が減ったのでコンビニに買い物に行って帰ってくると、ほとんどすべての部屋の電気が消えていました。

コンパイラ通過

4時過ぎまでに一応コードは書き終わって、しばらく本を読んでいて、6時頃までに一応、コンパイラを通して、2時間ほど眠りました。かなり省略したので、エンコードとデコード合わせて15KB程しかありません。でも、速度的には、かえって多次元向けに最適化した結果になっているはずです。今は、デバッグ中です。

出願の書類に書いているアイデアの1/10くらいしか実現していませんが、速度画質ともうまく行きそうな気がしています。少なくとも、1/40くらいの厳しい圧縮をした時の画質では、他より有利なはずだと思っています。

1億7千万円

8時から10:30頃までバグ取りして、日記を書き、郵便受けに新聞を取りに行ったら、大淵さんの1億7千万円のことが書いてありました。リフレッシュルームで、澤さんがいたのでそのことを言ったら、少し前の日経新聞に載っていたと言っていました。

デコーダデバッグ終了

10:30頃に一応エンコード側のバグ取りはできたと思っていたのですが、メモリ確保のサイズが足りずにめちゃくちゃな動作になるバグが残っていたのでそれを取りました。この時点でエンコード側の時間が19秒かかっていました。予定では2秒だったので、ちょっと問題です。ま、最適化する前ですが。


Xingの酒井さんがやってきました。久しぶりで、酒井さんの顔の記憶がかなり変化していました。

圧縮率

メールを書き、少し眠って、三塚に帰って食事し、18:30頃にやってきて、デコード側のデバッグをしました。19:50頃にデバッグができたのですが、思ったより、画質が悪いことがわかりました。JPEG並の画質にすると2倍近いファイルサイズになってしまいます。まだいろんなパラメーターを試す余地がありますが、ちょっと甘かったと思いました。

実験用の画像ファイルなどでドライブがいっぱいになったので、スペースウィザードを動作させまた、MOに一部のファイルを移動させたりしてから22:30頃に帰りました。

10/3(木)

8時すぎの目覚ましで起きましたが、止める気力が無くて3分間鳴り続けていました。11時半頃にようやくやってきました。

ベクトル量子化圧縮のプログラム

NIFTYにアクセスし、12:30頃にリフレッシュルームで、澤さんと、Borland C++5.0の話をしばらくしました。12:45頃に戻ってきて、ベクトル量子化のプログラムを書き始めました。最初は、5月頃に書いたものの続きにするつもりだったのですが、あまりにも減色そのままのアルゴリズムで、その上、コードブックを減色した後の圧縮のことまで考慮していろんな前処理をしているので、そのまま仕上げるのはちょっと大変そうだったので、どんどん仕様を落としてソースで20KB程度プログラムを一日で書き上げることにしました。ということで、プログラムを作っていたので、日記に書くことがあまりありません。

10/2(水)

いったん朝日が顔に当たって7時頃に目がさめたのですが、うとうとして、8時過ぎに起きました。ソフトピアには、10時前にやってきました。

JICST

JICSTに電話して、用紙をFAXで送ってもらって、論文のコピーを申し込みました。

アトソン

メールに返事を書いて、朝日ネットの運営をしているアトソンの滝口君(UTMC時代の知り合いです。)にmail出して、中田さんの特許を侵害している可能性はないか聞いてみたのですが、どうやら、単なるgrepでやっている様です。

謎のセミナー

シリコンバレーとの連携などのためのセミナーがあったので出席しました。通産省のお役人の言っていることは、全然意味不明でした。図解にしても、なにをモデルにしているのか全然わかりませんでした。とても謎です。

ミラーという人の話は、そういうわけの分からない文脈の元で聞いたし、早口だったので、なかなかわかりにくかったのですが、シリコンバレーの特別さについてより、シリコンバレーでは、成功した経営者が、コミュニティーにいろいろな貢献をしているという話の様でした。

石淵さんは後ろの方の席にいたのですが、昨日、僕が時間をつぶしてしまったせいか、とても眠そうでした。

大淵さん

大淵さんはパネラーになっていました。県に出資してもらっただけではなくて、いろんなところから1億7千万円の資金を集め、「アップルシード」の作者のアニメをセガサターン上のゲームとするのだそうです。僕は初耳だったのですが、石淵さんは前から聞いていたのだそうです。

アップルシード

僕が、「アップルシード」を買ったかどうかは、曖昧なのですが、あの作者もよくコマとコマの間とかに、いろんな落書きをする人で、アーサー・ケストラーとか、ホフスタッターとかの発言を引用したりしていた気がします。

副理事長の安藤さん

セミナー終了後の交流会にも出たのですが、副理事長の安藤さんが、「ホロン」という言葉を持ち出しました。清水博というNHK教育とかに10年くらい昔、良く出てきていたいかにも学者風の人も、「生命を捉え直す」とかで、「ホロン」という言葉を使っていて、そっちの意味かも知れないので、ケストラーの方ですか? 清水なんとかの方ですか? と聞きました。ついでに言えば、「パリティー」で、どこかの物理学者が、たまたま見つけた粒子か何かに「ホロン」という名前を付けたりしたことが当時あったと思います。

アーサー・ケストラー

アーサー・ケストラーは晩年、死後の世界を信じるようになったみたいで、若い女性と心中してしまいましたが、「ホロン」の概念は、死なずに生きているのだと思いました。「ホロン」という言葉とともに、ヒエラルキー型の社会からヘテラルキー型の社会へという風な、ケストラーの主張も生きているのでしょう。今みたいにインターネットが普通になり、70チャンネルから近いうちに、300〜400チャンネルとか、DVDが発売間近という時代になってしまうと、ヒエラルキーなんて考え方が存在し得た時代の方が妙に感じてしまうくらいだと思います。

あと、副理事長の安藤さんは、「カオス」とか「1/fゆらぎ」とも言っていました。

公文俊平氏

10年前に記憶が遡ったせいで、ちょっと話がそれますが、昔々、アスキーネットACSがあったころ、公文俊平氏が、ネットワーク社会について考えるフォーラムに書き込んでいたことがあったのですが、当時は、経済学者らしく、経済の流れを伴わない情報の流れなんか考えられないと言っていました。パソコン通信によって、水平的な情報のやりとりや、ユーザーから企業向けの流れが増加するなどの例を上げたり、超伝導の状態で、電子が自由に動き回っている状態に例えたりして反論したことを覚えています。でも、「週刊ダイヤモンド10/5」52ページでは、情報通信は無料になるという風に言って、インフラもコンテンツも無料になっていく現状を後追いしています。経済学者の主張って、予測力のない後追いの屁理屈なのではないか? と思ってしまいます。

NTTの料金を決める数盲

NTTの売り上げが1/1000になるという様な例が上がっているので、ついでにまた思い出しネタを書けば、昔々、NTTの料金制度を決めるくらいの地位の人が、映像を送るためには、音声を送るのに必要な帯域の1000倍の帯域が必要だが、値段は比例させずに、0.6乗とかにしようとかいう議論をしているときに、対数をとって3倍にしようと発言したという記事を読みました。みんなが両対数で議論しているときに片対数を持ち出してしまう数盲が電話料金の決定に口出ししていると思って怒ったことがあります。通常の電話料金が対数を取って0倍の値段になってしまいますから、映像もその0倍の値段ということになります。

経済自体、デジタル情報の世界の動機付けとしてふさわしい?

もともとSFの世界では、生産はロボット任せなので、働いてお金儲けをする必要がないという様な世界はいろいろあったわけです。そして、コピーのコストが安いデジタル情報の世界は、極限的にはそういう世界に近いわけです。別に、ストールマンのGNUに賛成しているわけではありませんが、経済が、デジタル情報の世界の正しい指標である可能性は低いと思います。

ミラー氏たちの計画についての別の解釈

シリコンバレーで成功した人たちが、民間主導の事業に乗り出すというのも、本当に欲しいのは正しい評価だけれど、正しい評価を得るのは難しいから、わかりやすくするために、まず経済的成功を達成し、その後で、そうであって欲しかった様な理想的な世界の形成のためにそのお金を使うみたいなことに思えます。

もっとひどい解釈

もっと、悪くとれば、こんな風にも考えることができます。彼らがシリコンバレーが成功したのは、最高の技術に原因があったわけではなく、デファクトスタンダードの地位を得たのは、偶然の幸運にすぎないのだけれど、歳よってから、そういう風に思われるのはいやなので、高い技術があったからこそ、シリコンバレーで成功したのだという伝説を作り出すために、コミュニティーに貢献する運動をし、現在の世界をそういう風に作り替えようとしているみたいな解釈です。

遠藤周作氏

少し前に死んだ故遠藤周作氏は良く、自分のいたころの灘中高は、今みたいな受験校ではなかったと繰り返し言っていましたが、その逆で、自分の出身校に高価な設備を寄付して、人気と倍率の高い学校にすることで、評判を上げ、自分の過去を改変してしまうみたいなたくらみみたいなことが、シリコンバレーでは起こっているのではないか? という疑いです。

ノーベル賞をもらったショックレーの会社は成功しなかったわけで、たとえば、そこに忸怩たるものを感じているのではないでしょうか?

いまいち意図が分かりにくかったせいで、酷い解釈をしてしまいました。

朝日監査法人

交流会では、朝日監査法人の人とか、山一証券というほとんど関係ないと思うような人にも名刺をもらいました。大淵さんの会社の立ち上げに関わった人たちなのだそうです。一人は、柳生さんの高校時代の同級生だそうです。

戻ってきてから6通Mail書きました。特許制度には、不実施制裁というのがあるので、特許侵害を恐れすぎることよりどんどん製品を作ることが重要みたいです。それから、日記を書きました。

実家から電話があり、公庫の事業承認が降りたので、賃貸マンションの建築が12月頃には始まるそうです。

23時に904を出たのですが、石淵さんが、明かりのついていないリフレッシュルームで、ボディーランゲージ込みで、考え事をしていました。暗くてよくわからなかったので挨拶だったのかと思ってしまいました。

日記Vol.26

日記Vol.28

[HOME]
[HOME]